さん、クッキー食べませんか?」
「クッキー?」
「はい。東月くんがくれたんです」
「東月クッキー!食べる食べる!ちょうだい!」
「…あなたは、”東月くんがくれた”と言うとすごく喜びますね」
「え、だって東月くんのお菓子おいしいもん」
「(それは…まあ、そうなんですけどね…)」
「あ、ココア味だ!もらってもいい?」
「はい。好きなだけ食べてください」
「青空くんはお菓子とか作んないの?」
「あまり作りませんね…自炊もあまり得意ではないので…」
「ふーん。意外」
「そうですか?」
「なんかうさぎのクッキーとか作ってそうなイメージ」
「う、うさぎですか?」
「うん。青空くん背高いけどかわいいもん」
「(かわいい…?)」
「癒しボイスだし、髪の毛ふわふわだし、ピンクだし、乙女座だし、かわいいし、殴ってもいい?」
「どうしてそこに着地するんですか…」
「女の子よりかわいい男子はずるいよねー。土萌くんとか木ノ瀬くんとか!」
さんの方がかわいいですよ」
「はい出た青空くんのヨイショ。褒め上手ですこと」
「本心ですよ」
「ハイハイアリガトー」
さん、叩きますよ」
「叩いていいよー」
「あっさん!クッキーぼろぼろ落ちてますよ!」
「あーいい天気だねー今日」
「聞いてますか?クッキーがぼろぼろと…」
「数学たるいなー私文系なのに」
「だから、クッキーが」
「今きれいにしてもどうせまた落とすから、最後に掃除する。オーケー?」
「…はあ。わかりました」
「ため息聞こえてるよ、青空くん」









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