タートルマラソン全国大会(2003.9.14)
○参加理由
 いよいよ迫りつつある東京に向けての走力確認。この大会を選んだのは,初参加の昨年マラソンに目覚め,東京を目指すきっかけとなった思い出の大会だから。1年前会場に向かう私は,まさかこんな1年後が待っているとは全く予想してなかった。つくづく人生って何が起こるか分からない。
○目標タイム
 表向き37分台を目標にしていた。が,実はこっそり36分台を狙っていた。東京シティーロードから4ヶ月,あの時信号待ちさえなければ37分台で走れていたと思ってるし,その後しっかり練習した自信があったので36分台で走れるような気になっていた。なので関係者(?)には目標は36分台と宣言していた。作戦は『6Kレースのつもりで駆け出して,残り4Kは(神風が吹くと信じて?)頑張って押して行こう!』というものだった。結果は・・・疑惑のRCチップにつづく。うぅ悔しいよぉ〜。

○必死の暑さ対策

 前日の予報で最高気温34度!朝の時点で既に30度を超えていた。こんな猛暑のレースは初めてかもしれない。 前週の荒川河川敷で試みたペース走で「(多分)暑さのため」全く走れず途中で打ち切った悪夢が記憶に新しい中,記録は期待できないかも ・・・と不安になる反面,どんな結果が出るのか楽しみのような気持ちもあった。不思議と暑さに対しては前向きで, 前日から「どうしよう対策」を色々考えた。まず帽子。スタート時は背後からの日差しだったので帽子は後ろ向きに。 折り返し後は前からの日差しに前向きに深く。帽子の中には水浸しのハンカチ一枚。水がポタリポタリと滴り落ちていた。更に,首の後ろは デコデコクール(発熱時に使うもの)で冷んやり爽快。こんな使い方もありだな。スタート直前までボトルキープで水を飲み飲み,頭に手足に水を掛け掛け忙しかった。結果的に今回のレースでは暑さには勝てたと思う。

○レース

 いよいよスタート。 入りの1Kは3’31。ちょっと速めだけど気にせず,男性と競り合いながら頑張れた。猛暑のレースだけあって最初から体は 給水!給水!と水を求めていたが,幸いにも2.5Kごとにエイドステーション。おまけにシャワーのサービス付。これには救われた。多いときはコップ3つ。 一つは飲んで,二つは頭と足に。若干ペースは落ち気味だったものの,5K折り返し地点で18’33。設定の18分には及ばなかったが,まだ36分台の期待は捨ててなかった。折り返し後はとても喜ばしいことに追い風だった。体感はなかったものの,5〜7Kのラップが 3〜5Kのラップより20秒近くも速くなったのは風のお陰かもしれない。いつもは6K辺りで弱気になってペース落ちるところ,前方 の男性に追いつき,競り合い,追い越すという繰り返しをしてるうちにあっという間にラスト3Kになった。時折確認していた心拍数は既に190以上で回っている。ゼイゼイハァハァ苦しいなりにも,まだまだ押していける状態だった。本当に調子いいんだなって改めて思った。ラスト1K地点で時計を確認すると33分20秒。ラスト1K3分40秒切れば36分台という計算ができた。とても微妙なところだけど頑張った。やがてゴールのエアゲートが迫ってきて,ラストスパート。ゴール(と思った)地点でストップウォッチ計測終了。電光掲示板は36分台に見えたから期待して自分の時計も確認したところ36分57秒だった。 『やったぁ,とうとう36分台達成おめでと〜☆』ってとっても興奮してしまった。

○疑惑のRCチップ
 疲れなど吹っ飛ぶくらい嬉しくてたまらなかった。『36分台でゴールしたらメールではなく電話します!』って宣言したとおり,島根の師匠様には息を弾ませて電話した。例え正式タイムとの誤差が あってもせいぜい1秒前後のレベルだろうと・・・。その後もしばらくは36分台の興奮に包まれて幸せな時間を過ごした。ところが!掲示された記録を見に行って事態は急変。「え!?37分00秒?どうして? なんで?間違いじゃないの?」その場でしばらく動けなくなり記録と睨めっこ状態。でも何度見てもそこには36分の記録はなかった。過去何度もRCチップを利用しているけど自分の時計と正式タイムが1秒と違ったことはなかった。 理解できないまま天国から地獄に落とされた気分だった。RCチップを右足に装着したのに,ゴールは左足だったせいかなと思ったり・・・,でも1歩で3秒はかからない。納得いかないまま幻の記録となった自分の時計のラップを眺めながらしつこく思った。「私の時計では,どう計算しても36分57秒でレース終わってる・・・。」
 
○写真判定
 その日中に写真を現像した。1枚1枚レースを思い出しながら写真を眺めていた。そしてある写真に目が止まった。 ゴールの写真だ。ゴール付近には茶色いマットが等間隔に3列ひかれていた。ゴールラインは一番奥の エアゲート下のマットだったのに,私は真ん中のマットの上でストップウォッチのボタンを押し,その後「あぁ終わったーー」 と言わんばかりの表情で減速しながら3歩後にゴールラインを踏んでる写真が見事に残っていた。しかもチップは右足に付けてるのに左足からゴールに入っている(これで1秒分)。うぅうう。どうして3枚もマットがあるの? ゴールテープでもあれば間違わなかったのに・・・。はい。人のせいにしてはイケマセン!
○1秒について
 たかが1秒されど1秒。今回の1秒は自己満足の問題なので笑い泣きすれば済むお話だけど,レースによっては1秒で明暗を分けることだってたくさんあるはず。次回のレースからは1秒速くゴールすることを心がけようと思った。そのためには,ゴールは時計見ないで駆け抜ける。まずはこれしかないでしょう。今回のレース,ラスト1K以降何度時計を見たことでしょう。大いに反省です。そんな暇があったらどんどん走れ!走れ!なのです。
○感想
 目標の36分台には1秒届かず,諦めきれずにいつまでもため息をついていたところへ,師匠さまからは『いっぱいいっぱいで走った36分台よりも,きちんと走れた37分00秒の方が嬉しい』と言ってもらえてようやく納得できた。確かに『まだまだ行けそう』というのがゴール後の感想だったし,あの気象条件の中で発揮できる最大限の力だったと思うし。なので,暑さにも負けずにきちんと走れた自分を褒めちゃおう。パチパチパチ。(でもネットタイムは36分58秒なので,複雑な気持ち・・・。しつこいけど・・・)次はきっと36分台で走れると思います。
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